2020/05/14

半端評:200514

スペンサー・コンフィデンシャル
ポリス・ストーリー/REBORN
パンズ・ラビリンス
君の膵臓をたべたい
ワンダー 君は太陽
ババドック 暗闇の魔物
湯を沸かすほどの熱い愛



スペンサー・コンフィデンシャル
マーク・ウォールバーグよく出てくるなぁwww
安定した「普通」の作品です。
原作はシリーズものらしい、ノリはいいのでシリーズ化するなら安心して視ていられそう(ネトフリで、、、だけどね)

ポリス・ストーリー/REBORN
AmazonPrimeにて鑑賞
「ポリス・ストーリー・ユニバース」とか邦人オフィシャルでは銘打ってるけど、勝手に創造してるんでそ?
ジャッキーが警官役だったら何でも「ポリス・ストーリー」って付けるの止めないかね・・・・
「ジャッキーの歳の事は分かってるから」と言っても「ポリス・ストーリー」って冠が付くと期待値が少し上がっちゃうじゃん!!!!!
オープニングでタイトルが「警察故事」じゃなかったからスグに鑑賞体制は変えたけどさぁ、、、

今回はミュータントだっ!
「そう来たか」と「コレじゃない」の鬩ぎ合い(せめぎあい)ですwww
そりゃジャッキーだって歳ですから最盛期の動きを要求はしませんよ、でもその動きは流石です(思い入れも含めてね)
だから、画面(えづら)で誤魔化すのは止めましょうよ(CGとかね・・・)
殺陣の流れの中のワイヤーアクションはいいですがワイヤーアクションの為の殺陣は興覚めです・・・

いや、普通にジャッキー映画で面白かったんですけどもね。

パンズ・ラビリンス
---某所レビューの引用---
中身は大したことないのにやたらと評価だけ高いダサダサファンタジーです。
---------------------------
ドンピシャリに同意!

ギレルモ・デル・トロの趣味は「ガリおばさん」なんだなと再認識www
映画監督なんて中二病の集大成みたいなもんです(誉め言葉です)中二病の夢想を突き詰めて、ソレを生業と出来るのだから憧れの職業です!

根暗むっつりオタクのデル・トロおじさんは夢想を限りなく(自分の)想像通りに映像化できる数少ない監督ナンデはないでしょうか?
埋もれ腐っていく夢想家に比べれば 何故にか?ネームバリューが付いて作品を世に出しやすいと言う事は恵まれた監督だと思う。

微妙に私の「根暗むっつりオタク」感と交錯してるので非常に難しい・・・・
面白いし、惹かれるのに「気に入らない」のである(汗;
コレが「シェイプ・オブ・ウォーター」まで行くと嫌悪感しか感じなくなってしまうのよ・・・

おっと、デル・トロ論になってしまった・・・
この作品は評が多い作品なので(ネタバレになるのが嫌なので評は読んでないが)気になっていた作品。
クリーチャーの造形が話題になる比率が高かったので異世界ワールドのお話かと思っていたのだが体よく梯子を外された感じで、面白かったけど中途半端に感じた。

君の膵臓をたべたい
チンに「絶対視て」と前々から言われていたのだが、アイドル映画だと頑なに敬遠していたが、ようやく鑑賞。

泣かされました、思いっきり泣きました!
「不治の病」系にはそんなに変化球は無いのでベタと言えばベタなんですけど、コレ系のベタは大好物です。

チンも嫁さんも「浜辺美波カワイイ」と大絶賛ですが私の趣味の系統とはチト違うのでソコはどうでもいいです(汗;
巷の評では浜辺美波や北村匠海の演技が絶賛されてる比率が高いですが、そこはキャスティングと演出のお陰?と言うか・・・・
「上手くない」事が映画の雰囲気にベストマッチなんですね!
共に絶賛されている小栗旬は流石の演技、私は彼をかっていますので当然の帰結です。

原作は読んでいません、原作を改変しているそうですがその改変が上手くいっているそうです。
クライマックスからの「泣き所」を畳み掛ける展開は「もう許して」と悶絶する程の涙腺刺激攻撃に完膚なきまでにやられました。
そして不思議と嫌味でなかったです、分かっちゃいるけど号泣ですよ、うん。

こぉゆぅベッタベタの作品で素直に号泣出来る自分を「心がキレイなのよ」と自画自賛しておこう(滝汗;

ワンダー 君は太陽
AmazonPrimeにて鑑賞
先の「君膵」で感動映画に覚醒したので某所映画レビューYoutubeで絶賛していた本作を鑑賞。
予告編や宣材では宇宙飛行士のヘルメットで隠れている主人公の顔は冒頭から惜しげもなく披露されます。
その造形自体が言うほどグロテスクでもないし「映画のキー」でもないです。

イイ事も悪い事も予定調和に収まってはいるんだけど 主要キャラ毎に章立てにした演出は人物の掘り下げ描写に一役も二役も買っていてとても良かった!
イヂめっ子の章もあるのかと思ったらあっさりと退場、、、コレはコレで「勧善懲悪」風で良かったと思う、只 最後のイヂめっ子の悲痛な顔は(展開も含め)少し後を引くよね。
両親の掘り下げが無かったのがちと寂しい・・・がお父ちゃんもお母ちゃんもお姉ちゃんも友達も皆スバラシイです。

----ネタバレ----
「宇宙飛行士のヘルメット」主人公の「殻」を現実としても比喩としてもも象徴してるんだが、おとうちゃんさ返してあげようよ。
本人が「もういらない」って言ったのは『自分の「殻」の比喩』として言ったのであって。もともとソレお姉ちゃんの友達からの誕生日プレゼントだから・・・・・・

ババドック 暗闇の魔物
AmazonPrimeにて鑑賞
最近 海外のホラー系まとめレビューでメインではないけどサラっと挿入される頻度が上がってきているオーストラリアのホラー映画。

ネタバレしないで評が書けないのでネタバレしちゃいますが・・・・・・
ラストの描写により捉え方が少し分散するが要は「お母ちゃんの精神疾患」って事でとりあえずは収まる話なんだと、、、ね、どこのレビューでもそぅ言ってる訳ですよ。
もちろんソコに異論は無いのですが・・・
(夫を亡くした)焦燥感も相まってとかもあるんだろうけど、(誰が)イイとか悪いとか言うんじゃないんだけど、お母ちゃんが狂ってしまったのは子供の所為でしょ!
そぉゆぅ演出である事は重々承知だけどもやっぱりあの子供の行動は(精神に)来るよ!中盤まで胸糞だったもの。

だから最後には「お母ちゃんも守る」って行動した子供の演出に心動かされる評がそこそこあるんだけれども、どうにも乗り切れない・・・・・
子供もお父ちゃん死亡で病んでいたんだと思うけど、お母ちゃんをここまで追い詰めたのはアンタだからね!
コレってハッピーエンドなのか?
どうにもスッキリしないのだけれども、、、隣のお婆ちゃんが餌食にならなかったのがせめてもの救いです。

湯を沸かすほどの熱い愛
命令します「コレ観なさい!」
会社の後輩に「とーちゃんさん、コレすっげぇイイよ!」と数年前にお勧めされていたのだが「なんとかジョー」が嫌いだし 加えて(杉咲)花ちゃんもちょっと苦手・・・なので観ていなかった。

すんませんm(_ _)m謝ります(ジョーにではないですよ、薦めてくれた後輩にね)

「君膵」と同じく「不治の病」系だが思ってたんと全然違ゃうかった!
もうね、お母ちゃんの宮沢りえがスバラシイ!!!スバラシイ!!!スバラシイ!!!!!大事なので3回言いましたよ!!!

そして演出、構成(脚本)が更にスバラシイ!!!!
ベタですよ、ベッタベタのベタですし、クライマックスからは「はい、ココ無くシーンです」ってシーンのオンパレードなんですけど心地イイの、スゴク、泣けるの!スゴク!
何処の評でも言われてますが「伏線の張り方、拾い方」がもう絶妙!絶妙中の絶妙!!!!!!
「あっ、コレ伏線だな」ってのは一つしか感じなかったのに、中盤後半からの伏線拾いの激しい事激しい事(誉めてる)
全然嫌味じゃないの、「伏線張る」「伏線を回収する」ってのは正にこぉゆぅ事なのっ!!!!!
ひとつ気付いた伏線ってのは「手話」の件だったんだけれども、まさかそんな回収をするなんて!!!!!卑怯だよ!!!!(誉めてる)

怒涛の涙腺刺激攻撃は手を緩めず お母ちゃんが「死にたくない」って嗚咽するシーンではもう涙が顔面から垂直に放出されちゃいました。

最後のタイトル表示のシーンが「衝撃の展開」とか評されてますけど私は衝撃を受けることも無く素直に受け入れてましたね、レビューを先に読まなくて良かったです(構えちゃうから)

宮沢りえ
もうサイコー、ラスト付近の役作りや描写はもう「えげつない」んですが全てひっくるめてサイコーです。

杉咲花
やっぱりちょっと苦手・・・
でもこの作品の演技は素晴らしかった(映画に合ってるって意味で)

なんとかジョー
巷の評ではダメンズ演技がスバラシイとか言われてるけど 私はそうは思わない、脚本、演出がイイだけだ。

松坂桃李
「キセキ」ではいい演技をしたと思うが大根には変わりない、この作品ではひとつのキーエピソードの担い手ではあるがキーマンではないので・・・・

篠原ゆき子
まさかキー(ウー)マンだったとは!
衝撃のシーンでの演技は引き込まれた!

伊東蒼
この子がまたイイね!
子供(子役)の「決めの泣きシーン」然としては普通の邦画ベタなシーンだったが(もちろん泣きましたが)
要所要所で(ちゃんと演出されているんだろうが)画面隅での演技が素晴らしかった!

最近の流れとは違って(この作品自体が最近ではないのだが・・・)オリジナル脚本の作品だそうです。
しかも脚本も務める中野量太監督はこの作品が初商業長編なんだそうです!
資金繰りの為に日本ではもう必須になってしまった「製作委員会」方式ではあるんですが、実働制作陣の足を引っ張る事無くこぉゆぅ熱量のある作品を支援してくれるのが本来の有り方ではないでしょうか?(憶測で言ってるだけなので 実際は声高の人達に譲歩した部位も沢山あるんでしょうけど・・・少なくとも興行偏重のアイドル映画や、番宣必至の作品とは違う、、、キガス)

スゴクいいです!
最後に も一度言います「コレ観なさい!」