2016/01/07

忘却探偵

「掟上今日子の備忘録」を読み終わった。

えぇえぇ、ミーハーなのでガッキー効果で読み始めたんですよ(汗;

“ライトノベル”と言うジャンルにカテゴライズされるそうで・・・・
自称ではあるが、多分、普通の人よりは本を読む方だと思っているのだが、この“ライトノベル”と言う呼称自体を知らなかった訳ではないがそのカテゴライズ定義はよく知らなかった。

ちょっと調べてみる・・・
ライトノベル
結局明確な定義は無い様である(笑

「萌え系のキャラ挿絵で低年齢向け」と言う偏見に凝り固まった認識は当たらずとも遠からじの様である(汗;
そんな偏見により“ライトノベル”と冠の付いた作品は今まであまり食指が動かなかった(読んでいるのかもしれないが・・・・・敢えて意識してと言う意味で)

でもって、チンがハマっていたドラマをザッピングしていて「面白そうだな」&「ガッキー可愛い!」と言うミーハー根性丸出しで読み始めたという次第です(滝汗;

これが結構面白いです。
本来の意味なのかどうかは判断できませんが「確かに読み易い」短編集の様な構成(各章一話完結の様な)でよっぽどの本嫌いでもなければ(そもそも読もうと思う人であれば)途中で挫折する心配も無いと思われる。

物語骨子のアイディアや各ストーリーのアイディアも結構秀逸だし、一話毎が決して長くは無いとはいえ(その文量に対しては)結構濃厚に詰まっている。
それでいて難しい事も無くサラっと読めてしまう。
人によっては物足りなく感じるのかもしれないが、それでもこの構成、文量からは想像以上の読みごたえを感じる筈である。

確かに長編を読んだ時の様な没入感や感動や、達成感や諸々の快感を求めてしまっては酷だが、(コレは完全に私見&偏見ではあるのだが)邦人作家に感じるクライマックス付近からの尻すぼみ感や、広げた風呂敷を縛り上げきれないまとめ下手によるガッカリ感を感じる事もない。

個人的には久々の邦人ヒット作かもしれない!

ちなみに・・・
TVドラマのガッキー版は4~5話分を流し観した程度ですが、私の様にミーハー読者の本書レビューはあまりよろしくなかったりもする(TV版との相違に着いていけないようだ)

TV版はシリーズ既刊本を読破してからちゃんと観るつもりだ。

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