2016/01/14

クリード

「ロッキー」のスピンオフ「クリード チャンプを継ぐ男」を観た!

鑑賞体制が“「ロッキー」のスピンオフ”だったわけだが、コレがまぁ、イイ出来です!


何度も繰り返すが“「ロッキー」のスピンオフ”と言う鑑賞体制が功を奏したのかもしれないが、ものすごい感動した!泣いた!
映画レビューを単体で書く事自体特別な感情を抱いた証拠である。

アポロの息子の生い立ち部分はちょっと無理矢理な設定ではあるが、まぁ、そんなトコロはどうでもいいです(笑

実は展開が速く書き込みが荒いのではあるけれどもあまりソレを感じさせない絶妙な演出、このストーリーで行くのなら到底1本(時間)では描ききれないのは承知の上で極力そぎ落とす部分を削ぎ落した感じ、スカスカになるのを辛うじて回避して、ここまでまとめ上げた演出は流石だと思う。

ちょっとね、他の人はどう感じたかはワカランが、全く似ていない風体の息子が、時折見せる表情がほんの一瞬アポロを思わす表情を見せるのだよ!
ブン殴られて鼻で息を「ズーーーーー」って吸う顔の表情なんかにはハッとさせられる。
ボクシングスタイルも何処となくアポロを思わせる動きだし、こぉゆぅトコロを物凄く丁寧に演出、演技していると思う。

でね、音楽がまたいいのだ!
ストーリーを含めて基本ロッキーの第一作を踏襲しているのだが、音楽は御大ビル・コンティではないのだが、静かに流れる音楽は1作目のソレをアレンジしたのではないのに雰囲気はそのまま実にマッチしている。

お約束の「ロッキーのテーマ」は流れない!
どこかでソレを期待していた感はあるのだが、この物語はロッキーではなく「クリード」の物語なのでテーマはクリードのものであるべきだ!とハッっと気付かされる・・・・(と折角思ったトコロで1節流れちゃったりするんだけど・・・)

散々「クリードの物語だ」と垂れていながら、実はちゃんとロッキーの物語でもあるのだ、この作品はっ!
ネタバレはしたくないので書かないが、とにかく、ロッキーもロッキーなのだよ!

再度言うが、よくもこれだけの展開をスカスカにならずに(簡単には気付かせずに)上手くまとめたものだと感嘆の極みだ!

コレを単品で初見するとどれだけのモノを感じれるのか未知数だ、ロッキーシリーズを観ていないと各所で描写不足分を脳内補完できないと思われるので最低でも1~4は観ておかないといけないと思う。
ロッキーのロッキーたる部分を感じる為には全作鑑賞後に観るべきでもある。

とにかく、イイです!!!

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