2021/09/16

短評:210916

劇場版 零-ゼロ-
サマー・オブ・84
ポラロイド
ウトヤ島、7月22日


劇場版 零-ゼロ-
なんじゃコリャ!?
モデルやアイドル落ちを客寄せパンダにして映画を作るには「ホラー」を作るしかないんか???
ゲームを元にした小説版の映画化らしい、まぁ、視る前からストーリーはあって無いようなものになるだろうと予想は出来る。
そんな中で「ワイルド・スピード森川」がそこそこイイ演技をしてる。
が、やはり映画としてはクソ判定でメッタクソではある、が、他のアイドルホラーと一線を画してるのが主演の中条あやみだ!
もうこの子がキレイ、カワイイだけで持ってる映画!
もちろん演技もクソも無いのだがこの子は「居るだけで『画』になる」のだ!
ココにワイルドスピード森川を絡ませ(ワイルドスピードも十分カワイイ)「絵に描いたような『美少女ホラー』」の誕生な訳です!
メイキングで監督さんが「美少女ホラーを作りたかった」なんて言い切っちゃってるんで作りたいものは出来上がったんではないかと思われますwww
うん、もう、それだけなんです。
でもこれターゲットはどこなんでしょうか???

サマー・オブ・84
ジュブナイル・ホラーと呼ぶそうな!?
上記の「ストレンジ・ハウス・・・」と似たような構成(ティーンが活躍?)「スタンド・バイ・ミー」やグーニーズ」なんかを事例としてレビューしてる評があったが ま、雰囲気だけはね、そんな感じ。
ヒネリは多少あるもののラストが「ジュブナイル」を謳うにはバッドエンド過ぎるので評が荒れる要因にもなっている。
ラストの展開は必然だったのか?とは思うがソコがインパクトが大きいだけに制作者のこだわりの部分だったのかな?とは思う・・・・が、流石に同調は出来ないな、アレでは・・・

ポラロイド
短編を元に同監督が長編に改編した作品だそうな。
短編は凄くヨク出来たホラーです。
Polaroid (2018) Horror Short Film

長編にしたこの作品もよく出来たホラーです。
アイディア自体は単純で目新しいモノではなく、短編だからこそ良かった演出も長編になって薄くなったり萎縮してしまったりもせずその緊張感は持続出来ている。
直接的なゴア描写も無くリング以降のジャパニーズホラーをほうふつさせるジワジワ来る恐怖が全編に漂っていてよろしい!
が、結局 短編の引き延ばしでしかない。
短編は「怖がらせて終わり」でいいのだが長編ともなると何かしらの肉付けと説明や解決を描かなければならない・・・・と思ってしまったんだろう。
確かにソレでも間違いではないのだが そもそもラストを決めてなかったと言うか短編製作時には想定もしてなかったのかと思う。
肉付けや事象説明のプチドンデンとか上手く構成してるのにオチを上手く創造できなかったラストになってしまっている。
どうせ「お化け屋敷(的)ホラー」ならば投げやりラストで着地点があいまいでも鑑賞後に「あ~怖かった」って作品でもよかったのではないかと思われる。
とは言うものの最後までハラドキが維持出来ていてゴア描写も無いのでパーティーホラーとして秀逸な作品ではないだろうか。

ウトヤ島、7月22日
誰か特有の視点ではないが主人公に寄り添うように動くワンカット視点なので まるで映画の中に入り込んで疑似体験しているような映画です。
主人公を追いながらも時折周りの状況を伺うようなモーションがあったりPOV特有のブレブレの映像はまるでその場に居合わせているかのような感覚を覚える。
「事実に基づくフィクション」であると言うがエンタメ寄りの派手な演出がされているのではなく(まぁ、演出の為の創造はあるのだが)トラブルに巻き込まれた主人公を淡々と映す。
事実に基づいたフェイクドキュメンタリーなので起承転結がハッキリとある訳でもなく、テロ事件を扱っているのでラストもズッシリと重いラストになっている。
この作品は面白いとか面白くないとか言うのではなく 単純に「テロは怖いね」って作品。
ソレがイイとか悪いとかではなくそれ以上でもそれ以下でもないと言う事。
同じ事件を扱った映画(NETFLIX)もあるらしく、ソチラは「テロ」の首謀者側も扱って「この事件の『テロ』とは!?」って所に焦点を当てた作品らしい、そっちはそっちでいい映画らしいので視てみたい。

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