2021/09/07

短評:210907

デス・レター 呪いの手紙
呪い襲い殺す
ウィジャ ビギニング ~呪い襲い殺す~
聖なる鹿殺し キリング・オブ・ア・セイクリッド・ディア


デス・レター 呪いの手紙
いい意味でジャケ詐欺だね、このジャケットじゃぁB級ホラーですもの。
ビックリ箱的な脅かしホラーではなく正統派ファンタジーホラーでした。
巻き込まれ型に見える主人公の贖罪ストーリーで近年稀にみるハッピーエンドってのも清々しい。
教則通りで斬新さは無いがキッチリと伏線を貼ってキッチリと拾っていく展開で起伏は緩いものの主人公に感情移入出来てハラドキもする良作。

呪い襲い殺す
ウィジャボードを使ったオカルトホラー
訳も無くビックリさせるだけのお気楽B級ホラーかと思わせる安直な邦題に釣られると若干(若干ね)正統派寄りの大人しいホラーでB級ホラーのゴリゴリスプラッタを期待するとちょっと残念に思ってしまうかもしれない。
ま、言うてもヤングアダルトのオカルトホラーなんで脅し方はビックリ系でしかないんですけどね。
ちょっとしたヒネリもあってダレを緩和しているんですが「ダレを緩和」しているだけで緩急の山場になっている訳でもなく・・・
クライマックスもわりとアッサリとカタがついてしまう。
続編に続くようなお約束のエンディングだが、続編は時系列的に戻ってビギニング系になる様です(邦題からだけの推察)
これと言って見所が見つからないのだけれども何故か飽きずに最後まで観れました。

ウィジャ ビギニング ~呪い襲い殺す~
正統続編のビギニング版
前作で事の因果を説明してた部位を映画化しているので大筋は既に知っている前提で視ている。
分かっていても怖いし面白い(映画としてね)
映画のトーンは前作と同じで起伏が緩いのだが何故か見入ってしまう魅力がある。
とびきり怖い訳でもないのに不思議なホラーだ。
アマプラのレビューを見てると(無料対象の関係で)前作を視ていない御仁が多くいて評を下げている。
不思議な事にストーリーを知っている方が面白いんだよね、エンドロール後のワンカットは前作を視ているからこそ響く演出なんだよね。
視るのだったら公開順に視た方がいいです。

ネタバレ
前作もそうなんだが・・・
お友達(前作)、お父さん(今作)
出てこれるんならもっと早くナントカしてくださいよっ!!!

聖なる鹿殺し キリング・オブ・ア・セイクリッド・ディア
いやぁ~訳分かんなかったッス。
レビューや考察も多く99%が「ギリシャの戯曲だか何だかがベースで・・・」って書いてあるんだけど、それを知ったところで何の解明の糸口にもならないって言う・・・
「意識高い系」の人が喜びそうな映画。
ストーリーもそうだし、演技も映像技法も演出もBGMも全てが「狙ってる」っつぅか惜しげも無くベッタベタに「雰囲気」を醸し出している、クドい、クド過ぎる程に「雰囲気」映画。
物語中に起きる事象に「ナンデ?」「誰が?」「どぅやってん?」って謎があるんだけど何も回答は提示されない。
普通のエンタメ映画だったら「説明不足だ!」って悪評が出てくるんだけどこの映画は「意識高い系」えいがだからレビューをしてる人からは そんな説明を求める声は上がっていない、より深く行間を読むような考察がバンバン挙がってはいるのだが 正直そのどれもが「XXXXXXい」(書けません)
ベテラン俳優がこれでもかっ!と無表情で棒読み台詞を発しながら物語が進んで行く、これも監督が狙った演出あり、私にはそぉいった臆面も無くさらけ出す「狙い」に辟易とした2時間であった。
私は意識が高い人ではないので・・・
レビュワーの一人が言っていたが邦題に誤訳がある。
原題は「The Killing of a Sacred Deer:キリング・オブ・ア・セイクリッド・ディア」で邦題は直訳で何が間違ってるの?っておもうでそ?
邦題は「聖なる」と「鹿殺し」で色を変えているので目から入って来る情報だと「聖なる」→「鹿殺し」となるんだけれど本当は「聖なる鹿」→「殺し」なんですよね、意味合いが全然違ってきます。

0 件のコメント:

コメントを投稿