2020/06/29

半端評:200629

レイク・モンスター 超巨大UMA出現!
スターシップ9
フォードvsフェラーリ
アス
悪女 AKUJO
残酷で異常



レイク・モンスター 超巨大UMA出現!
ドラゴ(ドルフ・ラングレン)が主役じゃないのねwww
もうね、ダメダメですよ。
対立する両珍獣ハンターがもう素人丸出しで呆れるしかない・・・
珍獣ハンターのプロの定義は定かでないが、どう考えたってあんな装備でUMAを探索、捕獲なんて出来る訳がない!
映画ですからフィクションなのは重々承知なんですが、少なくともストーリーを追う事に注視出来る(物語内での)整合性なり勢いがなければならないと思う。
中華資本丸出しは許容します、金出してるんだから当然です、が、手抜き感が満載です。

終始「?」マークが頭の中を占領している映画です。

スターシップ9
スペインのSFなんだそうだ!
中盤までは「どうなるの?」とハラドキだったけど勢いが尻すぼみで極々普通ぅ~~~の着地点に軟着陸で終わってしまった・・・
極秘プロジェクトの重要性が上手く伝わって来ず、体制側(企業?)のゴリ押しに「怖さ」が無かったので緊迫感が薄かったキガス。

フォードvsフェラーリ
タイトルは2台巨頭を冠していますが「フェラーリ」は只の当て馬(正に馬)で本編はフォードの成功物語的な作りです。
「ポルシェ」もセリフと車体が一瞬だけ出てきますが蚊帳の外です。

これと言って特筆する展開は無いのですが(史実、事実に基づいていますがドレだけ脚色されてるかは分かりません)レース映画としての出来は抜群で 150分の上映時間も気が付けばダレる事無く最後まで駆け抜ける構成は天晴だと思います。

男の子には大満足の出来上がりだと思います。

アス
「ゲット・アウト」で名を馳せたジョーダン・ピール監督の作品。
「ゲット・アウト」はいまいちピンと来なかったんだよな(レビューもしてねぇし)
今 世界的に問題になってるのでソコに言及する訳ではないのですが、どうしても「ブラザー」が苦手です・・・・・
総括りでと言う訳ではなくツルツルパッツンのテカテカのまん丸お目々のブラザーがちょっと怖いんです・・・・
「ゲット・アウト」のお兄さんとかこの映画の主人公?の子供時代の役者さんとか、、、、この監督さんはそれらのキャラクターを核心的にそぉやって撮ってる気がします、ゾワゾワするんですよ。
あくまでも個人的嗜好であって誰彼を蔑んでる訳では決してありません。
実際、この映画でもお父さんとか主人公の大人時代の人とかお姉ちゃんとか弟クンは全然平気なんですけどね(「平気」とか言い方がいけないんでしょうが・・・)

物語は割と奥が浅かったですが(一応)ホラーとしての演出はとても良かったと思います。

軽くネタバレ・・・
手繋ぎのオチは物足りない感はありますが あれはあれでいいと思います、だって子供の考える事ですから。
エピローグ的つけ足し解説の(多分製作者的には)ドンデンオチ、、、は無くてもよかったかなぁ、、、、どうしても後付け感があった、そこは手繋ぎオチとの関連もあるんで入れないとならないと思うんですが、もう少し上手な入れ方があったと思います。

何だろう?ホラーなんですけどね、しっかり怖いんですけどね、スパイスが足りないというか?微妙に口に合わないと言うか、、、個人的嗜好もあって冒頭の導入部がイチバン怖かったかなぁ・・・

悪女 AKUJO
新感覚アクション映画!なんでしょう!
一人称視点のアクションゲームのような導入部然り、各所のアクションシーンのカメラワークがグルグルして酔いそうです、POV手法で酔った事無いんですけど、弱い人は確実に酔うでしょう。
巷の評ではそのカメラワークに話題が必ず俎上に上がってます、どうやって撮ってるんでしょう!?
CGだと分かった個所も数カ所あったんでCGなんでしょうが「スゴイ」と思わせるシーンはカナリ多いです。
私が高評価する韓国映画の例に漏れずストーリーよりもイキオイでガンガン行くタイプですね!
人間模様は割とベタな設定ですが疎かにはしてません、アクションに重きを置いているのでベタな設定の方が深堀りに時間を割かなくてもそこそこ視聴者は理解してくれるのでコレはアリでいいんじゃないでしょうか、きっと計算ずくです。
ナカナカ面白いアクション映画でした。

残酷で異常
Amazonのレビューでは「邦題とジャケ写で損してる」と何人かが言ってましたが 確かにそんな気もします(が、邦題は直訳なので仕方がないでしょう)
分類はホラーなんですが「意識高い系の人」が好みそうな映画に仕上がっていますwww
オチもパラドックスに陥ってますが映画的文法としては全然アリで伏線回収もしっかりしてると思います。

とてもイイ脚本で造りもてても良いんですが・・・・
物語の設定上登場人物のキャラクターに魅力が無いんです、「魅力の無いキャラクター」設定なんで狙い通りのキャスティングだし、演者も脚本通りのキャラを見事に演じているんですが、完璧に「魅力の無いキャラ」が描かれているのでどうにも惹き込まれ難いです、、、完璧なんですけどね、完璧な故になんですけどね・・・

少しネタバレ・・・
オチとしては「ほぉ~ナルホドネ」ってなるラストなんですけど「エドガーさん、そんなにスッキリしてるんなら ソコに居る理由無くね?」