エスケープ・ルーム:トーナメント・オブ・チャンピオンズ
インヘリタンス
モービウス
エスケープ・ルーム
シチュエーション・サバイバル・スリラーとでもいうのでしょうか?
富裕層に向けたデスゲームものの枠は大きく超えてはいないんですがそこそこ楽しめました。
被害者(参加者)の共通項が事件や事故の生き残りだったり各脱出部屋のギミックがその事件事故を(該当者には)連想させるものであったりと脱出劇の謎解きは実はサクサク進んでいるにもかかわらず別枠として機能しそうな伏線が挟まれるので「おっ!コレをどう料理するんだ!?」と興味を引き付けつつ飽きさせない作りは秀逸だ!
と褒めようと思ったのに、その別枠伏線は何も機能せずに終わってしまった・・・
くれ騙しを食らった気分で少々残念であるwww
大がかりなデスゲームではお馴染みになってしまった主催者側のスケールの大きさももう驚く様な事象ではなくなってしまっている、廃ビル(だよね?)丸々しょゆうしてたり シュミレーション装置まで駆使してステージを開発したり、とその巨大組織っぷりは豪華だが、この手の映画にありがちなセキュリティの甘さが興覚めである。
とは言え、長くない上映時間と秋の来ない演出で最後までハラドキして面白い作品でした。
続編もあるようなので、、、(ちょっと期待できないが)視てみようと思う。
エスケープ・ルーム: トーナメント・オブ・チャンピオンズ
前作の続き、前作と連続してみるとベンの役者が変わっているので一瞬戸惑います。
今までのゲームの生き残りの人達を集めてのチャンピオン大会と言う事で細かい説明は無し(そもそも無いのだが・・・)ゲームに巻き込まれるまでのプロットはスっ飛ばしてるので最初からアクセル全開ですwww
前作が100分、今作が90分とどちらもコンアpクトにまとまってるのはいいところ。
特に今作は息つく暇も無いほど次から次へとトラップ・トラブルが発動するので本当に休んでる谷間がありません。
が、あまりの詰め込み過ぎにそのテンポが速すぎてトラップ回避の謎解きの爽快感がかえって削がれてしまっています。
クライマックスは2転3転のどんでん返しの連続なのですがソコにビックリしてる暇も無いのでアッサリと唐突に終わってしまった感があります。
ストーリーとしてはとても面白い展開なのでそんなに急がなくてもよかったのでは?シリーズ用に小作に詰め込んだアイディアは2つに分けでジックリ描けばよかったのでは?と思ってしまいます。
深く考えずにサラっと流して視る映画としては上出来の映画だと思います。
インヘリタンス
導入は良かったんですけどね、、、
一回面会しちゃってからの主人公がバカでバカで・・・
どっちに転ぶにしても「そうはならんやろ」って突っ込みまくりですわ。
とーちゃん、何も言わなければ何事も起こらなかったのにね、とーちゃんが一番の鬼畜やん。
導入の謎提示が秀逸だったのに中盤はグダグダやし、クライマックスのネタバラシも何も面白んないしガッカリですよ。
サイモン・ペッグの演技はスゴク良かったんですけどね、そもそもの物語の設定や進行に無理がある、と言うかどうしてもっと緻密に物語を構築できなかったんだろうね?
「?」マークが付くトコロは逐一登場人物がセリフで説明してくれるんだけど、導入のとーちゃん御独白があれほど意味深で意味不明なのが訴求力があったのに途中の説明には何の捻りも無ければ謎も無い、思わせ振りなセリフだったりもするんだけど言ってる事はそのまんまの意味でしかないし、後々への伏線にすらなっていないし物語の重要ヒントですらない・・・
スリラー・サスペンスなんだけど肝心の「謎」に何の惹きもなく登場人物が只々振り回されてるのを傍観してるだけの映画。
繰り返すがクライマックスのネタバラシも何のインパクトも無くつまらなかったです。
モービウス
新たなダークヒーロー・・・ですって?
マーベルのMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)に版権の関係でゴタゴタしてたスパイダーマンがSSU(ソニーズ・スパイダーマン・ユニバース)としてコッチでもユニバース展開するんだそうで、でもって配給会社の垣根を越えてMCUともリンクしてるんですと、、、さ。
流行りなんだろうけどさぁ、他作との関連付けはもうウンザリなので1本でちゃんと締まる作品をちゃんと作りましょうよって思っちゃう。
元々はヴィランなキャラを主人公に据える映画もそろそろ、、、どうなんでしょうかね?
本家アメぇリカではアメコミ人気もあるんでしょうが、善側(と定義される?)ヒーローですらもうコッチでは認知度の無いヒーローがバンバン出て来てる状態で知らんキャラを「どうでしょう!!!」と見せられてもね、、、ヘィリウッドではウケてるんでしょうか?
アメコミ映画も最近はシリアス路線に振って来てますがこの作品はドシリアス路線です。
それでいてCGやアクションが結構派手目に表現されていてそのバランスが絶妙に噛み合ってるんですよ!
えぇ、面白かったんですよ、この作品!
展開はヒーローモノのテンプレにドピッタリはまっててスカしもハズしも無いんですが前述のCGやアクションのスパイスが功を奏してる感じです。
他のレビューでも言われていますが「暗さ・暗部」のびょうしゃが秀逸です。
シリアス路線のダークヒーローものってとにかく画面が暗いんですよね、場面設定から雰囲気から何から何まで「暗い」
で、「見えないんですよ」何もかもが・・・
この作品も「暗い」場面ばかりなのですが、なんとこの作品は「ちゃんと見える」んですよ!
「ちゃんと見える暗がり」ってこんなにストレスフリーなんだと感心しきりです。
前述の通りヒーローもののテンプレに沿った進行なので物語的に目新しいものはありません、ラストも想定以上に呆気なかったですし爽快感も少ないですが、この後に続くポストクレジットを除けばしっかりと(キャラ紹介としての)1本映画としては締まってます。
続きが気になるか?と聞かれるとちょっと困りますが、面白いと思った作品ではあります。
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