2021/05/31

極短:210531

死霊のはらわた
死霊のはらわた2
死霊のはらわた3・キャプテンスーパーマーケット
魔女見習いをさがして 
ザ・ハント
オキシジェン
リミット

死霊のはらわた
言わずと知れたホラーのエポックメイキング作品、これ学生の頃日本公開前に映画クラブ(地元の映画協会主催の一般クラブ)の「未公開ホラー祭り」みたいな催しで視た(視聴覚室みたいな所で!)
それはそれは怖かったです!
当時はまだステディカム撮影が流行り出しの頃だったがこの作品で初めて「地を這う映像」を見てびっくりした記憶がある(実はこの作品ではステディカムは使ってない)
今視ても何ら色褪せない作品だと思う。
映像的にも造形的にも「汚い」作品なんだけどそれ自体がこの映画視見事にマッチしていて禍々しさを増幅している、幾ら技術が発達してもこの雰囲気は返って出せないのではないだろうか?
事実近年リメイクされた「死霊のはらわた」は痛々しさはグレードアップしていたけど時代を代表するホラーとは言えない作品だった。
突出したメッセージがある訳でもない只の普通の怖いホラー映画なんだけどその熱量は半端ない!
傑作である事に間違いない!

死霊のはらわた2
「2」と言っているが前作の続編ではない。
冒頭シーンから「リメイク」?と思うと主要シーンのナゾりはあるものの 割と早い段階から前作のリメイクとは言えない展開になって来る。
そして完全に「コメディ」に振ってくる辺りはある意味流石である(当たったから言える事ではあるのだけれども)
自分がそうであるのだが「死霊のはらわた」と言えば思い出すシーンは「死霊のはらわた」と「死霊のはらわた2」のゴチャ混ぜである事が多い、地下室の扉から覗く死霊は「1」で左手が踊ったり襲ってくるのは「2」であったりする。
そう、コメディに振りながらもきっちりホラーとしての演出もこなしているのだ。
いや、大分コメディなんだがゴア描写はこっちの方がキツかったりもする。
そしてコチラの方が映像が明るくてキレイ(比較ですけど)
前作よりはお金もかかってるだろうし(そのくせ吊り下げのワイヤーが丸見えだったりしてチープ)前作よりもやりたい事をやっているんだろうが絶妙に前作を視て期待に胸を膨らませていたファンの見たいものとは違うものをソレらしく作り上げてしまった(ソレでいてダメ出しされない)監督の手腕に今作にも拍手!

死霊のはらわた3・キャプテンスーパーマーケット
期待と違った方向性なのに何気に映画ファンを満足させてしまった「2」の正統な続編。
完全にコメディに振り切って怖くも何ともないB級映画、多分狙いはZ級と思われる。
もうね完全にB級、C級なんだけど何故か憎めないのよね、、、
コレ単品だったら愚作中の愚作になっちゃうんだろうけどオリジナルの時のホラーに傾けた「熱量」がこの作品ではコメディに向けた「熱量」というか存分にはっちゃけた「楽しさ」がちゃんと伝わって来るんですよ!
「2」でコメディに振ってるからファンも流れをちゃんと理解してるのでこのチープなコメディ・ホラー(もうほとんどホラーは体裁だけ)にイチャモン付けませんものwww

3作通してブルース・キャンベルの怪演が作品を支えています。

魔女見習いをさがして 
家族皆で観賞しようと我慢してたのにチンが抜け駆けして視ちまいやがった!
なのでとーちゃんも視よぉ~っとwww
何の前情報も入れずに鑑賞(予告編は視たけどね)
あぁ、そうなるのね、うん・・・
悪くはなかった、いや、ヨカッタですよ!
でも思ってたんと違った、でもソレでヨカッタんだと思う。
完全にどれみちゃんファンに向けた作品、中には劇中の登場人物の様にリアル放映ではなく再放送や販売メディアでの後視聴の方も多いと思うがリアル視聴者に向けての作品だったと思う、つまりはリアル放映時に視始めた小学生位から上の(その兄弟とか親とか)現在アラサー以上の人向けの作品だと断言しよう!
我が家ではポンが最低ラインでチンはもうその対象範囲外って事です、いや、ポンでもギリアウトかもしれない・・・
もちろんチンだってどれみちゃん視てますし、大好きですし、後々全シリーズを制覇してますがね。
なのでチンの感想は「そう(思ってたほど)でもなかった」でした。
私の感想は思ってたんと違ったけど「凄く良かった」です。
よくよく考えてみればタイトルに「おジャ魔女どれみ」とか書かれてないんですよね、なのでどれみちゃんの物語ではないのですよ。
うまくまとまりませんが、リアル視聴者でアラサー以上の方に是非鑑賞していただきたい。

映像部門はほぼ看破してるのでノベル版が気になりだしちゃいましたね(汗;

ザ・ハント
よくあるサバイバル・アクション。スリラー?の範疇、、、以内の出来だと思います。
冒頭の肩透かし(主人公だと思ったら・・・)以外は大して新しい演出も無く普通の出来。
オチの「狩る側の動機」が「新機軸」的な言われ方をしているようで、そこに今の社会風刺や何やらと論じてる評者が居たりしますがそんなのどうでもいいです(決して否定してるわけではありません)
エンタメとして「面白いかor面白くないか」でいえば面白いです!(じゃぁ、いいじゃん)
文学的な作品が崇高、、、とも思いませんが遊興人殺し映画ですよ、社会風刺は盛り込んであるのでしょうがソコが1番(の見所)ではないでしょうに・・・
ソレだって何だかとってつけたような設定でビックリするようなドンデンでもなく、後出しで説明されるので逆襲の時の爽快感が薄っすんだよね、ラスボスもバカ丸出しでラスボス感ゼロだし。
でも面白かったんですよ、うん。

オキシジェン
フランス産のワンシチュエーションスリラー。
最後にSFだって事が分かる(コレってネタバレじゃん)んですが最後まで緊張感を持って視聴出来ました。
起きている事象の割には割とトーンは大人し目なんですが一定の緊張感はずっと維持しています。
アイディア、脚本、演出等々 とてもよく出来ている作品なんですが ズ~~~~~~~~~~~っと引っ張ってきた緊張のネタバラシの「ネタ」の部分がインパクト弱くてちょっとガッカリだったのでソコにもう一捻り欲しかった気もする。

リミット
上記のオキシジェンの評を漁っていると比較対象に出て来た作品、こちらこそワンシチュエーションスリラー。
ライアン・レイノルズが可哀そうです、切ないです、苦しいです。
そうなんでしょうね、そうですよねってなっちゃうんだけどラストはね・・・
一瞬外の風景も描写されますがそれも「中」で見るスマホ(ケータイ?)の画面上なので全編通して「中」の描写しかありません。
なので約90分強って長さなんでしょうが演出が下手だと90分でさえ持たせるのが大変な展開をキッチリ持たせた演出は流石!
コレ以上何を書いてもネタバレになるので何も書けない。

鑑賞後 評を漁るととある人物についての考察がアレコレ言われています、私の考察は「架空の人物」です。

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