2024/12/11

ルックバック

巷では大絶賛評が溢れかえってるのは知ってましたが、前情報は殆ど無しの状態で視ました。
「言ぅてもなぁ~」とちょっと斜に構えて鑑賞をしてみました。

が、刺さりましたねぇ~~~~~
いやぁ、良かったですよぉ~!
漫画業界の方への刺さり方とは違うと思うんですが 皆に刺さる映画だったと思います。
皆が皆 絶賛してるのが分かる気がします。

この映画は「漫画」がギミックになっていますが小さい頃に「自分が一番だと思っていたのに自分よりスゲェ奴が出て来て打ちのめされた」って経験はあると思うんですよ、ソコに刺さりまくるんですよねぇ~

自分の場合小学校時代に「絵が上手だねぇ~」って褒められていて自分もその気になってたんだが、同級生に【もっとスゲェ絵が上手】なヤツが台頭してきた!
子供心に「コイツには敵わねぇ~」って勝手に挫折感を味わった事がある。
この映画の主人公の様に猛烈勉強、練習をした訳ではないが小学校を卒業するまで ずっとソイツをライバル視して絵を描き続けていた。
小学校で描いた絵画作品はウチに一枚も無い、何故なら大会提出や校内掲示で手元に戻ってこないからだ、つまらない一般ピーポーのプチ自慢ではあるが自慢ではある。
中学項の作品も手元に戻ってこない作品が8割あって、高校では選択授業の「美術」で使っていたスケッチブックが接収され学際の美術部の展示に飾ってあった、オレ吹奏楽部なのに、勿論そのスケッチブックは手元には戻って来ていない。
大人になってその小学校の時の俺が勝手にライバル認定した御仁が芸大に入ってその後大手会社のデザイン部門で働いてる事を知った時に「やっぱりね」と腑に落ち、偶然にも出会った時に そんな「絵」の話で盛り上がった事もあった。

また、小学校の時は「足が速い」ってのも自慢の一つだった。
学校一!とまでは言わないが徒競走は常勝で「1番」のステッカーしか貰った事がなかったしリレーは6年間アンカーだった。
小6の時に転校生が来た!ソイツは俺の町内に引っ越してきて同じソフトチームに入って来た。
コイツがメッサ足が速かった!!!!!!!
そりゃもうスゲェ速かった!
これまた俺の危機感を煽った!
またまた「勝手にライバル指定」をしたのだがwww
足の速さって「競争」だったり「タイム」だったり数値でハッキリと勝敗が別れるじゃない、でもソイツと俺は常に同列、1番と2番の取り合いだったしもう本当に同列だった、面白いのはソイツと俺の組んだ2人3脚は圧倒的速さで「抜群」だった事!
ソイツとは馬が合って大親友になった、家族同士の付き合いも深まり会う機会はめっきり減ったが今でも親友である。

小学校時代のクソ自慢になってしまったが兎に角そんな誰もが持ってる(でしょ?)幼少期のプチ自慢事象にガッツリハマる映画なのですよ。
深い考察をしてるレビュワーさんも居ますが浅い考察鑑賞体制でも十分に刺さる良作なんですよ。

ラスト付近ありがちなファンタジー・ハッピーエンドに転がり込むのかと思えば(ほんの少しファンタジーは残しつつも)しっかりと現実に戻って来たラストも秀逸です。

誰もが推しシーンに上げる「雨の中の謎ステップ」描写、アソコやっぱりイイよねぇ~~~~分かるぅ~~~~刺さるぅ~~~
上映時間もコンパクトなので是非鑑賞してみてください。

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