2020/02/27

半端評:200227

センター・オブ・ジ・アース2 神秘の島
ミッション:インポッシブル・フォールアウト
プロメア
ワイルド・スピード/スーパーコンボ
エンド・オブ・ステイツ
1917 命をかけた伝令
東京喰種 トーキョーグール【S】
へレディタリー/継承



センター・オブ・ジ・アース2 神秘の島
総天然色お子様向け冒険大活劇として完璧なパッケージングではないでしょうか!
「ドラえもん:のび太の秘境大冒険」と銘打ってもイイ感じwww
難癖をつける気は全くありません、ターゲットに向けた造りとしては完璧な出来です。
只・・・・ジュール・ヴェルヌって今それほど認知されてるのかな?と心配だったりしちゃいます。

ミッション:インポッシブル・フォールアウト
安定のMIでしたね。
トムくんのアクションはいつも通りですが何故か「飽き」はありません、頑張ってるなぁ~~~とwww
MIの醍醐味は「相手を出し抜くトリック」だったりするのですが、今回は悪玉君の正体がバレる中盤ぐらいまでがイイ感じでソレ以降はアクション重視でしたね(アクションは全般でもあるんですが・・・)

ま、こんなもんでしょう(偉そうに・・・)

プロメア
この画風と言うかデザイン的描写がウリなんでしょ?
分かってたんですけどね、うん・・・・
ストーリーは熱血野郎の王道パターンで破綻は無いがトリッキーな展開も無し。

すごく丁寧に作ってる事は伝わってくるし、世界観の構築もしっかりしているように見える。
が、シリーズ物のダイジェスト版に見えてしまうのは人物描写がほぼ皆無なところ、主人公や敵、悪玉のエピソードも無い事は無いが表層なぞりで説明文に等しい。
レスキュー隊の隊員やショッカーの隊長(便宜上ね)なんかは多分 設定上ではかなりしっかりした人物像が出来上がっていると思われるが脇役どころかエキストラ状態だ。

なのに?だから?ダイジェスト版に見えてしまう。
それでいても「ウリ」であるこの画面描写は長時間視聴はキツイ・・・・のは俺だけか?

全然伝わらないかもしれないが・・・
手寧に書き込みした「うる星」のトリッキーなバトルや追いかけっこシーンを延々と見せられてる感じ、、、でした。

ワイルド・スピード/スーパーコンボ
もう、コレ、ワイスピじゃないよねwww
ぶっ飛びパーリームービーなので悪いとは言いません、トランスフォーマーやMIと一緒ですよね(汗;

だから、、、普通に面白いんですよ!

エンド・オブ・ステイツ
前出のMIフォールアウトでCIA長官は悪玉に騙されなかったのに、今作のSS(シークレット・サービス)達は単純な状況証拠で功績あるマイクをテロ認定してしまうんですね、、、、

ま、ま、コレも上記の様なパーリームービーなんですが(シリーズですし・・・)ちょっと創り込みが浅いかな・・・
悪玉親ビンの動機、所作も弱い、もう少しトンデモ設定でよかったから大妄想の動機付けが欲しかったなぁ、、、、その方がウェイドとの対比が鮮明になった気もする、
只々「純粋に戦士でいたい」と言うウェイドの気持ちだけでは大トラブルの元凶に弱いと思ったんでしょう、にしては副大統領のアレが動機だとすると、、、、そんなヤツ大統領選なんて出れねぇだろっ?って思っちゃう。

役者は皆イイね!
ジェラルド・バトラーはすっかり汚なマッチョのタフガイ同盟に認知されましたね、ブルース・ウィリスと共に絶対死なない人ですwww
モーガン・フリーマンはもう重鎮クラスになっちゃいましたからね、、、、最近の作品は何故か顔のアップも多い気がする、気がするだけではあるんだけど、ちょっとアップには耐えられなくなってきている・・・(視てる側が)
ダニー・ヒューストンは何でも演るんだけど、小悪党のイメージだよね、でもイイモンでもワルモンでもキーマンの役だ、それだけ上手いし重宝されている証拠だろう。
ランス・レディックはジョン・ウィックなんかも出ててバイプレーヤーとしていい味出してる。
ニック・ノルティは最近ショボイ役が多いけど(ま、歳だから・・・)安定している。

きっと、まだシリーズは続くだろう、守る者(物)や被害の規模が拡大していくんだろうな、うん。

1917 命をかけた伝令
ワンショット撮影・・・風の戦争映画。
公式でも監督がハッキリ「風」と言明しているそうです。
宣伝で「ワンショット撮影」って言葉が独り歩きしてるし、繋ぎが上手いので てっきり最後までワンショットかと思ったら違いました、素人でもハッキリ解る繋ぎ部は2か所、他にも何カ所か編集点があるらしいです。
解説者がこぞって「ワンショット撮影による没入感」と論じていますが視るまでは「ワンショットだと没入感が高まるの?」って思ってました。
が、「ワンショット効果」かどうか自分にはわかりませんが、その没入感はハンパない!と言うか没入している事にも気が付かないウチに没入してる感じでした。

ワンショット(風)が故に時間は最後までリアルタイムで進みます(途中でトリックあり)その動いている時間自体がリアルタイムで正に「(自分が)そこに居る」かのような錯覚に陥ります。

登場人物の「目線」を体感するのではなく、ステディカムによるブレの無い映像で部外者的に「その場」に居合わせる感じとでもいいましょうか・・・
「俯瞰傍観者的VR」とでも言うんでしょうかね?
よく「スポーツ観戦をVRでフィールドに降りれる」みたいな未来像が語られていますが、実現したらスゴイ事になると思いますね!

ちょっと話が逸れましたが・・・
物語自体に大きな緩急があるわけではないですが鑑賞後とてつもない疲労感と満足感を味わえます。

東京喰種 トーキョーグール【S】
何だかとっても中途半端な出来だと感じた前作の記憶があるので 其れなりの鑑賞姿勢で挑みました。

いや、ナカナカよかったです(期待値相対ではありますが)
物語の端折り方は前作同様なので浅い人物像とかは了承済みで脳内補完します。

原作既読派(途中までですけど)としては窪田正孝のマッチングにはいまだにピンと来ませんが映画の登場人物としてダメ出しをするつもりはありません。
トーカちゃんも前作の清水富美香、今作の山本舞香共に私のイメージとはやはり違うのですが両者ともにヨイと思います。
結局 原作が絵柄も含めて(結局は)ファンタジーなので実写版ではマッチする役者は一人も居ないんですが・・・・・・
翔太クンはねぇ、、、、キャスティングとしては最適解なんでしょうけど何か足りないんだよねぇ
演者の中では頭一つ抜きん出ているのだがズバ抜けた突出感があと一つ足りない。
動作、所作一つ一つにもっとメリハリの利いた派手さや大袈裟感があってもキャラにはマッチするんじゃないかな?と
偉そうに言えば歌舞伎役者さんを起用すればよかったんじゃないかなぁ~なんて思ったりもします。

前作の感想にも書いたが田口トモロヲさん、どっかで出てきてくんねぇ~かなぁ~~~~

へレディタリー/継承
気になって、気になって、気になって、気になって、気に・・・
怖いって言うから、怖いって言うからさ、怖いって言うか・・・
なかなか鑑賞できていなかったホラー、ようやく鑑賞。

ネタバレなしで観たかったので予告編以外の情報は皆無の状態での鑑賞。
タイトル「ヘレデタリー」に邦題では「継承」なんて優しく副題を付けてくれたりするもんだからさ既にソレ自体「ネタバレ」じゃん(ま、原題の訳そのままなのでしょうがないですけど)
でもね、何が何だか分からないまま2時間ズ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~っと 怖いです!
も、たまらなく怖いです!
ズ~~~~~~~~~~~~~~~~~っと嫌な感じです!
ラストのラストの本当にラストで種明かしがあって、前情報なしだとそこまで2時間 ズ~~~~~~~~~~~~っと嫌な感じで怖いまんまです。
びっくり箱的な脅し演出はほとんどナシでこの長時間この不安感、不吉感を飽きさせる事無く持続させるって事は相当な演出手腕だと認めざるを得ないでしょう!
そのくせ、いろんな伏線がちりばめられていて大きいのから小さいのまでキッチリカッチリ拾い上げていく、も、スバラシイです。

父さん辛すぎる・・・

決して「面白い」映画ではありません、ホラーですしwww
評判はすこぶるヨイ!!!!!
批評家の評判=一般ウケとはならないし、きっと普通なら「疲れるだけの映画」なんだけど、何か満足感を得られるわけではないと思われるけど、、、、
一見の価値はあると思う。

今作が長編デビュー作っつぅんだからスゴイよね、しかも次作も評判がイイ!
次作「ミッド・サマー」も視ますよ、予告編以外の情報は入れずにね!