割と早く読み終えた気がする。
中編ではあるがイッキに読めた、それだけ惹き込まれていた所以だと思う。
巷の感想を漁っていたら コレ「イヤミス」なんだそうです。
【読んだ後に「嫌な気分」になるミステリ】なんだって!
確かにそんな雰囲気、そんな感想も多かったけど、自分は素直に「面白かった」です。
この「面白い」をサイコパスに惹かれたと捉られてしまうと困るのですが・・・
文体や章の構成、物語の進め方や伏線回収の妙 等々とにかくグイグイ惹き込まれる!文字を読むのが面白い!と言う意味の「面白い」です。
全てが緻密に繋がっているのですが章毎に話はブツっと終わる、ライトノベルの短編集のように読めるがその繋がりの構成の上手さに舌を巻きます。
「イヤミス」ですがとても読みやすい佳作だと思います。
確かに「スカっと」したラストではありません、基本ミステリやサスペンス、ホラー、それにSF、タクティカルものが好みで純文学とか恋愛モノは読まないのでクライマックスに何かの「解」を求めてるのかもしれない。
ソォ言った意味で欧米作家のハリウッド的ドッカンラストに惹かれる部分があって邦人作家の尻すぼみラストが性に合わないと思っていた。
が、そもそも日本人ですのでこぉゆぅ「ジメっ」とした作品が実は肌に合うのかもしれない、、、青年期に読み漁ったのは「横溝正史」ですし(汗;
あぁ、次どうしようかなぁ・・・・・
活字中毒 久々の復活です。