2022/05/31

半端評:220531

ゾンビ津波
シャン・チー/テン・リングスの伝説
エターナルズ
ゴーストバスターズ/アフターライフ

ゾンビ津波
ヒネリようのない邦題、原題は「Zombie Tidal Wave」で直訳すれば「ゾンビ潮流」なので大嘘つきの煽りまくった邦題ではないし、そのB級感、バッタモン感を醸し出す邦題は もうこれしか付けられないだろうと言うタイトルで哀れみすら感じられるwww
しかも「ゾンビ津波」そのまんまだしこのタイトルから想定されるクヲリティーそのまんまの映画です。
突っ込み処満載のC級おバカ映画なのでそのジャンルとしては極々普通のおバカ加減で 想定される視聴態勢で臨めばそれほどダメージを食らわずに済む。
と、言うかもっとハチャメチャにして欲しかったくらいです。
意外とお約束はしっかりと踏襲してる作りなんですが、エログロが省かれてるので学生の卒業制作のような作品でした。

シャン・チー/テン・リングスの伝説
マーベルの中国系ヒーロー、、、知らんがなっ・・・
新・MCUの一端なんでしょうか?なんでしょうね?ほんの少しカメオ出演的にMACUキャラがでてきますが大きな伏線になる様なシーンではなく「コレはMCUです」的な顔出しだけ。
この「MCUですよ」って演出がもう最近ウザくてウザくて、、、
コレ一本で勝負してもいいと思うんですよ、言うても知らない新・ヒーロー物語の序章的な作りなので普通に及第点の佳作止まりなんですがね。
トニー・レオン、ミシェル・ヨーやベン・キングズレーの好演が飛び抜けてしまってるんで主人公の影薄いんですけどwww

一応「ヒーロー」なんでしょうけれども、能力的には「強い」だけなんですよねwww
一応アイテムはあるのですが、ラストまでは「只々ストリートファイトが強い人」なんです。
初代アベンジャーズキャラをざっと並べると
【アイテムありきの常人】
アイアンマン(マシン装甲)
ウォーマシン(マシン装甲)
ファルコン(マシン装甲)
アントマン(小っちゃくなるスーツ)
ワスプ(小っちゃくなるスーツ)
ブラック・ウィドウ(暗殺者・武器)
ホークアイ(特殊部隊・弓)
ブラックパンサー(ハイテクスーツ)
【能力持ち、超人系】
ハルク(怪物www)
ソー(神っ!)
キャプテン・アメリカ(改造人間)
スター・ロード((便宜上)神の子!!!)
ヴィジョン(AI進化生物)
スカーレット・ウィッチ(超能力者)
スパイダーマン(能力者)
ドクター・ストレンジ(魔法使い)
キャプテン・マーベル(スーパー超人(元人間))
となってシャン・チーは【アイテムありきの常人】に属する事になる。
仮にも暗殺修行を受けていた身なのでアイテム使用禁止ルールになれば常人属性内では強い方にランクされるはずなんだがブラック・ウィドウ 、ホークアイ、ブラックパンサー 程のスマートさには欠ける。
しかも彼等よりは圧倒的であろう謎のアイテムを装着しても圧倒的強さが感じられない?お父さんは圧倒的に見えたのも対比としてキャッチが弱くなった要因かもしれない。

いや、嫌いじゃないです。
この作品は紹介程度の序章と言う事で 以後の活躍に期待をしてみましょう。
でも、ウルサイ相棒は外してもいいけどミシェル・ヨーは外しちゃいけない気がするwww

エターナルズ
障害やLGBTQなど、今叫ばれている“ダイバーシティ&インクルージョン(多様性を認め、一体化を目指すこと)ゴリ押しの作品、時代の流れで仕方がないとは言えこうあから様だと正直ウザいです、それだけで鑑賞意欲が半減する(程度によりますよ)
でもね、ドンソク・ニキとアンジー・ネキのコンビは非常~~~に良かったwww
よくよく考えたら人類の存亡をかけた壮大なバトル劇なんですがそこに人類は一切関与していないんですよ!?どっかの強大なエネルギー生命体?が地球を間借りして痴話喧嘩してるだけなんです、地球滅亡を仕掛けて・・・
いい迷惑ですwww
超人が怪物と創造主に喧嘩を売ってるだけなので感情移入できるキャラが皆無です。
これまた新・MCUなんで・・・(もう疲れた)
マーベルキャラは数多と居て、夫々に多くのファンがいるのでしょうが初代アベンジャーズでさえ知らんキャラが多く居たのに更に新しい未知のキャラが総出で出て来ても重鎮ファン程には盛り上がれませんです(涙;

ゴーストバスターズ/アフターライフ
賛否両論評の振り幅が大きいようです。
私は大絶賛の方です。
但し、但しですよ、おススメできるのは1984年のオリジナル版の当時のゴーストバスターズフィーバーを生で経験した人限定です!
オリジナルを後から鑑賞したってだけではダメなんです、あの今思えばアフォみたいなフィーバーを身をもって体験した人でないとこの作品を存分に楽しむ事が出来ないと思います。
この映画をクソミソみ酷評している人が沢山いますがその人達はオリジナル版当時のフィーバーを味わってない人達だと断言しましょう!

もうねゴーストバスターズ愛に溢れまくってるんですよ!
オリジナルを知っててゴーストバスターズの続編だぞ!って意気込みで観賞し始めるんですけど、ゴーストの数や出現率が低いしオリジナルのコメディ感も希薄で懐かしいアイテムが出てるだけ・・・・って感じちゃうんですけど さりげなくアニー・ポッツを出してきたり「あぁ、やっぱりクソ映画だな」ってガッカリしちゃうギリギリの時間帯でダン・エイクロイドが出てきたりして絶妙にファンを引き留める演出なんですよ(最後まで鑑賞するとこのダルダルさは絶対計算していたと思う)
そもそも「女性版・ゴーストバスターズ」が本当にクッソミソな映画だったので正直期待値もそんなに高くなかった、前述の引き留め作戦(だと思って視てた)オリジナルキャストのカメオ出演も小出しでアーニー・ハドソンやビル・マーレイが出てくると正にカメオ出演的な演出でちょい出し状態だから最初は「あぁ(引き留めに)必死やな」と思ってしまう。
ハロルド・レイミスは他界してるので物語の最初で「死んだ」事になっちゃってるし、、、、、

そうなんです、最後のクライマックスまで正直「残念感」漂うネームバリュー映画だと思っちゃってたんですよ。
ところがドッコイ!
最後のどんでん返しでそれまでの残念感をブっ飛ばすスーパーサプライズが大爆発するんです!
このスーパーサプライズを感じ取れるのがリアタイでゴーストフィーバーを体験した人だけだと思うんですよね、勿体ない。
「ハロルドに捧ぐ」ってテロップが流れる所では涙が出ちゃう!
しかもこの実際に亡くなってしまったハロルド・レイミスに対してであり、映画の物語上でも死んでしまったハロルド・レイミスが演じていたイゴンにも捧げられているダブルミーニングになっているんです!
ダルダルに感じていた進行もオリジナルキャストのカメオ出演だけでなく孫娘演じるマッケナ・グレイスがイゴン風貌とソックリなのもギリギリのラインでラストのスーパーサプライズまで(特定ではあるが)客を引き留めておくための演出だったのかと思うとゴーストバスターズ愛に溢れた秀逸な演出だったと驚愕しきりです!

後で知ったのですが監督はオリジナルの監督さんの息子さんだそうです!
納得のゴーストバスターズ愛です。
クソダサ女版ゴーバスにもオリジナルメンバーがちょっとだけカメオ出演(こっちは正真正銘のカメオ)してたけどリック・モラニスは出てなかったのが惜しかった、で、今作も彼は出てこないんですよ、至極残念。

やっぱりオリジナルへの愛情あふれたこの作品はしつこいですがオリジナルのフィーバーをリアタイで体験した人向け(になっちゃってる)なんですよねwww
だからそうでない人にはあまり響かないんだと思います。

0 件のコメント:

コメントを投稿