「足した数とぉ~~~足した回数がぁ~~」
「ワカル?」
「・・・・・・・」
何ぞ?
どうやらポンがチンに「さんすう」を教えているようである。
邪魔をしてはいけないと思うがどうもチンの顔色が曇っているので「父ちゃんは今からタバコを吸いに行きますよぉ~~~」の振りで聞き耳を立てながらわきを通り過ぎる(笑
「ワカッタ?」
「答えはワカッタけど・・・・」
ある意味完璧主義者のチンは何故この答えが出るのかがワカランので不満の様だ。
実はポンもこれでいて完璧主義者だと思う!が、柔軟性に欠けるキライがあるのでなかなか・・・・(これ以上は言及せずにおこう)
「チンの困っている様子に興味を惹かれ・・・」の体裁で何も言わないがチョコンと机の脇に座ってみる(汗;
ポンは間違ってないし、上手に教えてはいるのだが・・・・
ココが人に教える時の難しいトコロではあるのだが、、、
繰り返すが、ポンは間違っていないし、的確に丁寧にチンに教えてくれている、、、、
まだチンの習っていない等式の公式を使って・・・
そうなのよ、それではどうしてもチンは理解できないのよ!!!!
チンに教えるにはチンのレベルまで下がってあげないとチンの理解できる回答を導き出させてあげられないのだ、ポンよ、そこなのよ。
ココはポンを立ててあげたいトコロなのだがこのままでは進展が無いし、チンも理解不能のままでは困ってしまう。
とりあえずポンの回答は正解だしどこも間違っていない、教え方も丁寧だしと褒めちぎってから「でもね、この公式使っちゃうとチンにはワカンなくなっちゃうんだよ」と説明する。
実は煮え切らないチンの態度に少しキレ気味だったポン、ソコを抑えて根気よく教えていたポンを褒めてあげたいトコロでもあった。
「公式」と言う言葉を使った瞬間ポンにも理解が出来たようだ。
「そっか、習ってないか!!」
「だから、チンのワカル情報だけで教えてあげないとならんのだよ」
ポンのプライドを傷つけてしまうが、ここで父ちゃんがバトンタッチ。
チンに平均値の算出法のレクチャーする。
間髪入れずポンが「だから、私が教えたのと一緒ジャン!」
「うん、だから、ポンは間違ってないよ、でもね、公式出されちゃったらチンにはワカランのよ・・・」
「そっか・・・・」と渋々・・・
“レベル合わせ”
モノを教えるときには大事なポイントです。
でも、ポンはクラス2位!学年3位なんですよね、ね、ね!
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