2013/07/14

辛勝、でも勝ちは勝ち!

気分的には天王山!
市内予選準決勝で敗退し、敗者復活トーナメントから負けられない試合が続くポンのチーム!
隣地区の敗者復活勝ち上がりチームと県大会出場権の残りのひとつを賭けての天王山!

チンのチームも強豪チームとの練習試合が組まれていますが、朝早くチンをグランドに届け、踵を返してポンの方へ向かいます。

試合前の練習、(形だけ)球拾いなんぞをしながらポンのバッティングフォームやらスローイングに指示を入れます。

先ほど給水の時、相手チームのピッチャーがピッチング練習を始めました。
俯瞰してみているとそのピッチング練習の様子を凝視していたのはポンだけでした(父ちゃんが確認できたのはね)

束の間の休憩時間「今日は打ちたいように打ってもイイ?」ポンが聞いてきます・・・
「さっき、(相手の)ピッチング練習見てたよな?」
「うん!」
「速いと思うか?」
「思わないっ」
「おぉ、で、打てそうか?」
「うん」
「ヨシっ!じゃぁ(打ちたいように)打ってもイイけどぉ、速くねぇし絶好のストレート球だけど、ヒザ落として力まず、バッティングセンターで打つようにスコーーーーンとイケっ!・・・後、水面(打球の狙い位置の上下面の指示)はいつも通りな!、、、あっ、右脇 開けんなよっ!」
「ワカッタ!」
ははは、結局指示出しまくりだけど(激爆


予定の10時より10分早く試合開始です!

試合会場はポンの中学のグランド!そのものズバリ!ホームグランドです。
コレだけでも相当有利な筈です!
父ちゃん自身も(自主規制の為)出席率が悪い方ですが、今日は応援団?の数が桁違いです!
野球部の部員も応援に駆け付けます(男子です!←コレ大事!(爆))

先攻で始まった試合!
1回表、先頭打者はポン!
緊張してるのは一目瞭然(爆
「力 抜けっ!!!」
バコッ、、、、
サード後ろにヒョロヒョロの凡フライ・・・
いつも通り・・・
がっ、ちょっと面白いトコ!
サードがバック、レフトが躊躇しながら前進、横からショートが走り込み、、、、
落としたっ!!!!!!!

小学生の時から言ってます「1番バッターの仕事は何だ?」「塁に出てからがお前の仕事!」「塁に出る事がオマエの仕事!」「何でもいいから塁に出ろっ!」
打撃はショボかったです、相手が勝手にくれた出塁、結果オーライですがいいんです!コレで!
初回の先頭打者が出塁するのは相手にとってとてもイヤな事です。

順当にサードまで進み、センターフライのタッチアップ、そんなに深くない位置でしたがポンの足なら(父ちゃんと、母ちゃんは)安心です(笑

初回に先制点!いい流れです。

中盤までに4点をもぎ取る攻撃!
守りもランナーは出すもののピッチャーが踏ん張る!守備陣も120、、、いや、180%くらいの力を発揮し相手に点を与えません!

何度かショートにも球が飛んできました。
イレギュラーを弾いた時も冷静にフォースアウトを獲っていました、周りはしっかり見えているようです
今日は“お約束”の暴投も出ていません(見てる方がドキドキです)

風は完全にコチラに吹いています!
がっ、風向きは必ず変わります!
6回裏、2点を返されて4-2 風が向こうに吹き始めました・・・・
最終回 表の攻撃、2アウト一塁でポンの打席。
今日は打撃もイイ感じのポン!
単打ではなく中長打、出来ればタイムリーでランナーを返し(試合の)流れを引き戻したいトコロですよ!
第一打席よりも非力な凡フライ・・・サードにガッチリと捕られチェンジ!
まだ勝っているとは言え嫌な感じ、、、今、風は完全に相手に向かって吹き始めました。
最終回裏 潮の目の変わり目です。
2点差はあって無いようなモノ、後アウト3つ!堪えろっ!!!!!

やはり、簡単に勝たせてはもらえません!
ランナーを一人抱えてサードライン際にガコーーーーン!とデカい一発!!!!!
ココで同点ホームランかっ!!!!!?????
ドっ!と沸き立つ相手ベンチ+応援団!
判っているか?ポン!!!!!(※注1 後述)

と、セカンド塁審が右手をチョキの形にして掲げた!
ライン際を転がっていったボールがラインをワってボールデッド!
そう、エンタイトルツーベース!強制的に二塁打です!!
ランナーは帰りましたが打者は二塁止まり!まだ 3-4です。
今度はコチラのベンチ+応援団が ドっ!と沸き立ちます!

1点返されて 4-3 相手は完全に流れにノり始めました!ココで逆転サヨナラなんて非情過ぎるぅぅぅぅぅぅぅ!!!!!

2アウトです、あとアウト1個です!
カキィーーーーーーン!
ライトへ速めのライナーゴロ!
このランナー(サヨナラランナー)は出したくありません!
・・・・・・・・・・・

準々決勝でも(チーム的には)大ファインプレーでチームを救ったのはこのライトでした!
この試合もでも既に危機を救ったプレーを見せています!
・・・・・・・・・・・

打球が内野ラインを越えて外野フィールドに抜けた瞬間からスローモーションんんんん・・・

本人は気付いてないだろうが、ベンチ+応援団(今日は1塁側ベンチ)からの祈るような眼差しの集中砲火を受けながらライトはこの打球を捕りっ!!!!

「ファーストぉっ、ぉっ、ぉっ!!!」の声がアチコチから上がり・・・・・

捕ったボールをファーストにぃにぃにぃぃぃぃ~~~~

ひゅるひゅるひゅるひゅる~~~~
バシィィィッイッィッィッ!!!!

アァ~ウゥ~トォォォ~~~!!!

もぉね、本当に野球映画のクライマックスのような感じでした(父ちゃんにはね)

試合終了!
4-3で辛くも勝利!県大会への切符を何とか手に入れました!

あぁあぁあぁ~~~観てる方も疲れた(激爆

今日はポンを褒めてやろうと思いました。
第一打席もタナボタとは言え出塁したし、ちゃんとホームへ帰って来ました(先制点)
そして今日、何とポンは(ランニング)ホームランをカッ飛ばしました!
それが4点目、結果的に決勝点はポンのホームランでした!

応援席の後方でポツンと独り立ちで観戦していた父ちゃんでしたが、ポンの打席が近づくと居てもたっても居られずネット裏に足を運びササっと手短に声をかけていました。

アチコチへお茶出しで 走していた母ちゃんは元よりこの位置(ネット裏、ネクストバッターサークルの横)に陣取っています。
ポンの打席の時には「ゴロを打ちなっ!」と声をかけていました。
「違うぅ?」と(母ちゃんが)父ちゃんに確認をとります。
セオリーとしては真っ当な指示なんですけど、、、チャウねん、今日は・・・・

試合前のピッチング練習、給水が終わりポン達の練習が始まっても父ちゃんはズっと相手のピッチング練習を見ていました。
少しクセのあるピッチングフォーム・・・
球速、球威、コース、変化・・・・・
ポンに聞いた時「打てる」とポンは言いました、うん、父ちゃんも打てる、、、とは思った。
フォームに騙されてはいけないので「フォームは見るな、出てくる球だけ見てろ、バッティングセンターの様に・・・」とは試合前に言ってある。

実はもうひとつ放っておけない事に気づいていた。
大げさなフォームから呆気ないほど素直なストレートが繰り出されるんだが、ベース直前もしくわベース上あたりで少し球が“お辞儀”するのだ、フォークではなく 単純に球威不足の様な・・・・・

この球筋が今日の自軍のバッターの一部には結果的に絶好球だったと思う(イロイロあるといけないので詳細説明はしないが・・・)

今のポンにゴロ打ちを指示すると球の上部をスカる危険性がある、かと言って球筋を説明して、ポンがなんちゃってアッパースウィングなんてヤりだしたら返って打てない、きっと・・・・・・
第一打席もちょっと泳いでいたようなフォームだったポン・・・
多分、ポンには(球筋が)見えてる(だよなぁ!?)(直近でだろうけど・・・)

ポンには「水面を作れ」と言って打球の狙い位置を指示している。
いつもは“ピッチャーのヒザの下”辺りに水面を作ってそこにライナーを打ちこめ!と言っている、突き詰めれば母ちゃんの言う「ゴロを打て」と大筋では同じ意味なんだが、単純に“ゴロ”と言っても幅が広い・・・

で、今回第2打席の前にポンには「ヒザを3cm落として、水面を3cm上げろ」と言った。
正確にそぉしろ!って言ってるじゃない、ニュアンスだ!
この指示でヘッドの軌跡が少し変わる筈!

そして見事にピッチャー真横に低く鋭いライナーがカッ飛んだ!
センターを抜け彼方へ転がる球!
脇目も振らずダイアモンドを一周してくるポン!
この打席は褒めてもイイ、いや、素直に誉めてやろう(笑

守備でも今日はミスが無かったと思います。
最後の打席だけ!グダグダでしたが、結果オーライで今日は褒めて遣ぁ~す!(激爆

とにかくドッと疲れた試合だった!

ポンの今年の夏は まだ終わらずに続きます。


追記:後述忘れ
※注1:判っているか?ポン!!!!!

この時の打球、ライン際で判断が難しい。
打球の強さと速さを鑑みるとレフトを抜けた時点で既にホームランコースだ・・・
ホームランだとすると同点になってしまう、よくても延長戦、最悪サヨナラもあり得る!

フェアグランドのド真ん中を転がってるのならしょうがないが、この場合ライン際ギリギリを転がり続けている!
ラインを切ってくれれば(外に外れる)ツーベース、同点ランナーをセカンドに足止めできるのだ!
応援ベンチは俯瞰で観てるので「出てくれっ!」と祈ってる。
が、必死で追いかけるレフトはこの状況は分かっているだろうか?
必死だからこそ(ラインを出る前に)ボールを拾ってしまうかもしれない!
実際他の(選手)ポディションでのプレーでそんなプレーを見た記憶がある!

それ(ボールを追いかけるレフト)をさらに追いかけるショート、ポンは分かっているだろうか!?!?!?

結果的にはラインをワってツーベース、ここで同点ランナーを帰さなかった事が勝利にも繋がった。

後で聞くとポンは必死に「捕るなっ!」とレフトに指示を送っていたんだそうだ。
うん、わかってるじゃん!

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