「声 出さにゃぁアカンでぇ!」
「うん・・・」
「オメェ、今日 泣いただろっ」
「うん・・・」
紅白戦の事ではありません、実は午前の練習の時に“泣き”が入りました。
ノックを受けている時、昨日みたいな“へっぴり腰”で球を怖がっていたチン、カントクに何度も何度も注意されたのに どうしても球に向かって行く事が出来ませんでした。
「この、ヨワムシっ!!!!」とカントクに怒鳴られた後・・・
ヒックヒックと肩を震わせていました・・・
チンはまだ3年生、、、、ほんのちょっと前まで「まだ3年生だから」的な扱いでした。
全国予選前あたりからカントクもコーチもチンに普通ぅ~に当たります、怒鳴ります。
出来ないから、下手だからではありません。
言った事をヤらないからです!返事しないからです。
この事をチンにちゃんと話しました。
「カントクはな、もうチンをレギュラ争いの一員にチンを入れたんだよ、もうチビッコじゃなくて、皆と同じ選手なんだよ」
「うん・・・」
「エラーしたって怒らないよ、あのカントクは」
「うん」
「『行けっ』って言ってんのに 行かない から怒鳴られるんだよ」
「うん」
「このまま上がったって、来年はオマエの枠は無いんだよ」
「うん」
来年のメンバーで年齢順に行くとチンはレギュラー枠に収まりません。
「今のチームに入ったばっかだし、まだ3年生だけど ソフトはもう1年以上やってんだよな!?」
「うん」
「試合 出たいだろっ!!!」
「うんっ!!!!」
「もっと、アピールしなきゃ!」
「うん」
「返事もキチっとする事!」
「はい」(ここは「はい」だ!)
「いいか、練習でもお前のポディションは外野だ」
「うん」
「試合形式だろうと、ノックだろうと、オマエは“遠く”に居るんだよ」
「うん」
「だから、何か言われたら大きな声で返事しないと聞こえないんだよ」
「うん」
「“聞こえない”って事は“返事してない”って事なんだよ」
「はい」(また「はい」だ!)
「デキル、出来ない じゃなくて、言われたことは“ヤってみる”事!」
「はい」
「出来なきゃ、皆が教えてくれるんだから」
「うん」
「ガンバレ!」
「うんっ!!!」
本当にガンバレ!チンっ!!!!
と、ココで突然 話が飛んだ!
「あのね、○○ちゃん(友達)が 体操クラブやってるんだよぉ~」
「おっ!?おぉ・・・?」
「でね、チンも『体操クラブ入りたい』って母ちゃんに言ったんだよぉ」
「おぉ、、」
その話は嫁さんから聞いていた(しばらく?前だった気もするが・・・)
チームが変わって、少し迷っていた時期だったと思う、友達が居るトコロで何かを楽しくヤりたい、、その気持ちはワカランでもない、嫁さんも「ソレはソレでアリでもいいんじゃない」とは言っていたし、チンが本気でそぉ言うんなら仕方がないと思っていた。
父ちゃんとしてはコチラからその話を振る事はしなかった、本気モードになったら(嫁さんに誘導されて)本人から言って来るだろう と思っていた。
閑話休題
「そしたらね『体操クラブ入るんだったら、ソフトは辞めるんだよ』って母ちゃんに言われたんだ」
「へぇ~」
「だからね、体操クラブ入るの止めた」
「そぉ~かぁ!」
言い出した当時はソフトも体操クラブもどっちの比重も重くなかったのかもしれないし、ヤル/ヤメルを決めたのも、決めずにズルズルしてたにしても 有耶無耶のまま父ちゃんには話を持ってはこなかった。
本人也に結論は出ていたのかもしれない(本意ではないにしろ)どっちみち、今の今 結論を出したんじゃないと思うが 何かの拍子に思い出したのだろう。
無意識のうちに「ソフトをヤル!」って結論がチンの中で確定し、父ちゃんに宣言したんだと思う!
まぁ、本人はそんな大層な宣言だとは自負してねぇ~だろぉ~がね(激爆
ま、今日の試合・練習で また一つソフトの面白さを知った事は間違いないだろう。
0 件のコメント:
コメントを投稿