2022/09/11

半端評:220911

呪詛
哭悲/THE SADNESS
バズ・ライトイヤー
ナイル殺人事件


呪詛
話題の台湾ホラー
モキュメンタリー風にする為の自撮りPOVの導入の仕方が無理やりで 投げやりでモヤモヤしっぱなしだったんだけど最後の最後に この無理くり設定にちゃんと意味があった事が発覚します!
この主人公には無茶でも無理矢理にでも自撮りをし続けなければならなかった理由があったわけですね!
ラストのどんでん返しに「ゾっ」とするインパクトがしっかりとこの映画を〆てはいるのですが私的には界隈がこれほど大騒ぎするほどのインパクトは受けきれませんでした。
怖いですよ、怖くて良質のホラー映画なんですけど鑑賞後によくよく自己考察してみると更なる恐怖が襲ってきます!

----------ネタバレ----------
思わせ振りな思考実験から始まり 何かの「呪い」に身の回りや自分の子供が襲われ始め「助けてください」と訴える主人公!
ラストのどんでん返しは「呪い」を分散すると「呪い効果」が薄れるのどうぞコレを視ている皆さん「娘の為にこの呪いを一緒に受け取ってください」と言うオチなんですね。
効果的に編集された映像を視ながら最後にはこの主人公の思惑通り9割以上の人があの「呪いの呪文」を合唱していた筈!
でもね、鑑賞後にコレを読んでいる方よく思い起こしてください、映画の中でこの主人公は過去に「精神障害を患っていた」となっています、物語が始まり主人公の周りでは次々と不可解な現象が起きまくり死者が続出しているにもかかわらずが実は映画の中で主人公が霊障を受けている表現は何ひとつ無いんですよ!

私の考察では わざとやっているのではないが「呪い」「霊障」の根源は主人公であり主人公が認識した人にしか霊障は起こらないと言う事です!
なので主人公が拡散した「呪いの分散」により呪いを受ける呪文を唱えてしまったとしても主人公と接触、または認識されない限りコチラに霊障は飛んできません!
だとすると主人公の「呪いの分散」計画はとん挫するのか?と問われればそうではなく主人公が「呪いが分散された」と思い込めば そもそも視聴者に害は無いし、娘さんも回復に向かうと言うわけですな、うん。
主人公の思い込みとソレによる実質的な霊障発生に「ゾっ」とする訳です。

哭悲/THE SADNESS
前記の「呪詛」と並んで今夏話題のアジアンホラー!
ゾンビ・・・ではないですけどゾンビテイストの感染系ホラーです。
容赦ないゴア描写と鬼畜描写で世界中を震え上がらせてる様です。

繰り返しますがゾンビではなくウイルス感染で常人が狂人になるタイプです。
今までのゾンビやウイルス感染系と違うのは狂人となった感染者に知識や認識力を保って普通に喋るし意識的に非感染者を襲ってくるところです!
ココが怖い!!!

感染者に襲われて、噛まれたり体液感染してしまうような描写もありますが 元々は害性の低いウイルスが蔓延していてそのウイルスが何らかのトリガーによって内部で突然変異し狂人化が発症すると言うシステム設定なので 元々ウイルスに感染していれば例え狂人に襲われなくても突然発症する可能性もある訳です!
そして、発狂しながらも正常な意識のある狂人は自分が極悪非道な行為を遂行している事を認識しており、その衝動に贖えない事に涙しながら人を襲っていると言う設定。
なので映画タイトルの「悲」と言う文言は狂人の事を指しているのだそうです。
襲う方も襲われる方も全く救われません。

最終的には詳しい説明も無く、パニック状態の解決策も何も示されず、ハッピーエンドでもなく、何らかの希望すら提示されず、主人公カップルのエピソードが完結したところでプツっと終わります。
最近は何でもカンでも説明を求める輩がいますがこぉゆぅのでもいいと思います。
この作品はその残忍性や鬼畜描写に精力を全振りしていて勢いだけで突っ走る熱量が半端ないです。

さして内容がある訳でもなく 鬼畜描写がウリの作品ですからあまり後も引きませんが万人にはお勧めできません・・・
でも怖さと嫌悪感は群を抜いています。

バズ・ライトイヤー
悪いトコロは何もないとは思うんですが、何だろう?

多様性云々でそこそこの地域で上映禁止になったりとトラブルになってるそうですが、そぉゆぅトコって日本って遅れていて鈍感なんですよね(全部がとは言いませんが)だから私もその問題に対してはどうでもいい事であって逆に物語の根幹とは全く関係のないその配慮が鼻に就く感じです。

何か、思ってた、期待していたものとは違うモノでした。
トイストーリーファンとしてはバズは「おもちゃ」なんです、そのおもちゃの原型・モチーフであるバズの物語なのでトイストーリーのキャラとして出てますが視たかったバズではないんですよね。

結局はトイストーリーの系譜として作られていてそれが宣伝になっている筈なのですが、「あのバズ」でありながら「あのバズ」ではないバズの物語なんですよね。
トイストーリーの世界線の中で、バズのトイ(おもちゃ)が作られる元の物語であるのだとしたらアンディがバズのおもちゃを貰って狂喜乱舞するほどの人気を得るようなヒーロー物語でも無い気がするし・・・・
ま、TVシリーズから派生した劇場版って感じなのでしょうか(アンディのいる世界線の中でのね)

あのピクサー製作ですからストーリーだって演出だって映像表現だって一定のラインは楽々と超えて来てる訳ですよ!
でも「バズ」と謳っているのに「視たかったバズ」ではなかった事がどうにものどに骨が引っ掛かってしまってる感触が拭えないんですよねぇ~

普通にスペースレンジャーの冒険成長物語として視れば十分に面白い作品だったと思います。

ナイル殺人事件
オリエントは視てませんが、ポワロのリメイク、リブート作品は今後も続くのでしょうか?
ミステリーとしては古典中の古典ですからいくら画がキレイでスマートでオシャレに表現されてもストリーや展開の「旧さ」は否めません。

原作は読んでいませんが古典の王道であるが為にミステリーな部分はある程度予想が出来てしまいますし、ソレが覆される事もありません(そうすると別物になってしまいますしね)
なのでストーリー展開や演出がミステリーミステリーとして進んで行くのですが想定通りに予定調和に向けてしか進ま(め)ないのでミステリーの部分でハラドキ出来ないんですよ、残念ながら・・・

「新解釈」とか言ってストーリー展開を変えてしまうとそれはそれで興覚めですしね、映画に「驚き」とか「新機軸」を求めてしまうといくらお金をかけても キレイに描写しても「古典」はキビシイのかもしれない・・・・・

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