2015/11/30

半端評:151130


ナイトミュージアム/エジプト王の秘密
Zアイランド
アンリミテッド
リアル鬼ごっこ(2015)
プライベート・ライアン



ナイトミュージアム/エジプト王の秘密

(金なのに)石盤の秘密を知ってる前提であればコレだけでも理解可能ではあるが“続き”として話が始まる。
前作を観てる筈なんだが繋がりがワカランかった(汗;

まぁ、お約束がいくつかあってソレに則ってストーリーが展開していく、特別なサプライズがある訳でもなく、かと言ってツマラナイ訳でもない・・・・無難に無難だ(汗;

ロビン・ウィリアムズの遺作である、ソレを知ってから見ているので彼の演技を観るにストーリーとは関係のないモノが頭を駆け巡ってしまう・・・


Zアイランド

ゾンビが流行りか?
何だろう?
面白い!とても面白い!
演技も演出も画作りもスゴクよく出来てると思う。
でも、何かが足りない?いや、足りなくはない、結構ほぼ完成形であると思う・・・・・

それでもそこはかとなく漂う小粒感は何だろう?
決して小粒な作りでは無い筈なのに???

ツボを押さえたストーリーや演出、演技全てがキレイに収まっている、緩急用のギャグでさえピシっとキレイに収まっている。

ホラー、サスペンス、サバイバル、ヤクザ、親子の愛情、等々色んなものが詰まってその全てがキレイにキッチリ流れていく・・・・
主線はあくまでもショッキングな展開の映画であるのに展開がキレイ過ぎてドコか引っ掛かるトコが無いのだ。

不思議な事にこうも満点系であると意外と面白くないのだよ、文句の付けどころは無いのだが・・・・・


アンリミテッド

“パルクール”だっけ?
場所を問わず飛んだり跳ねたりするやつ!
キライじゃないんだけど

キレッキレの強者集団が実は犯罪組織で、リーダーが警察でぇ~~~~みたいなノはもう飽きたかなぁ(汗;
主軸であるパルクールはスゴイんだろうけど、その描写も途中で飽きてくる、クライマックスに向かってもう少しステップアップした描写が無いとキツイかなぁ、、、

何か、こぉ、爽快感が足りないと言うか、、、パルクールだけじゃ持たない部分をストーリー展開や何かで誤魔化さなきゃならない部分がちょっと弱い。
主人公の誠実性や中国人との絡みなんかで結構上手にまとめあげてはいるんだけどもね?何でだろ?

主人公が最初はチャリの配達人なのよね、でもってチャリの配達人を主人公にした同様の映画がカナリ良い出来なのよね、だもんでチャリからパルクールに転向した事へのランクアップ感が無いのが原因なのかなぁ???


リアル鬼ごっこ(2015)

レビューは大半が酷評の嵐のようですが、酷評レビューの99%は「原作無視の扱い」に言及してます。
それはちょっとお門違い!
そもそも公開前から監督は「原作読んでない」と公言してますからソコはツッコミ処ではない気がします。
まぁ、予告編からしてシリーズのお約束を踏襲しているような“釣り”が入っているので仕方がない部分でもあるとは思うのですが・・・

題名とは無関係の園子温監督作品だと思えばソレはソレ、まぁまぁ順当な作品ではないでしょうか?

3人の主演格がどうのこうのと宣伝されていますが、それぞれの演技力云々に言及したレビューは大体的を得ていると思います。

トリンドルなんとか・・・
そんなに悪いとは思いません!
そりゃ演技力を問えばカスのようなモノですが、ストーリーのなかのキャラ設定としては返って(映画の世界観の中では)リアリティのある演技?だったと思います。

マリコ様・・・
まぁ、そりゃぁ、酷かったですね(笑
他に言い様はありません(汗;

もう一人・・・
名前すら覚えていませんし、主役格に名を連ねる程の印象もありませんでした。

主役格に名を載せるのならもう一人のキーマンの娘じゃなかっただろうか?

オチも酷かったけど、まぁ、アリなのではないかな(笑
中二病のエログロ妄想映画だと思えば(実際そうだし・・・同じ趣向の)エヴァんナントカと比べれば直球ストレートでクソ素直な作品じゃないでしょうかね。

劇中でも「シュール」と連呼してるし園子温作品としては解り易い単純な作品ではないでしょうか?


プライベート・ライアン

公開当時ドンパチのエンターテインメントではないシリアス戦争映画が食傷気味で結局未見のままだった作品を今頃鑑賞。

いや、スゴイ映画だと思います、素直に。170分の上映時間も長いとは感じませんでした。
当時評判になった冒頭のリアル描写もスケール感も引き込まれました!

冒頭以後、疾走感もスケール感も妙に小ぢんまりしてしまいますが、それは計算された演出ではないかと・・・
淡々とした展開や描写が全体を鑑賞した後の焦燥感をより一層煽る作りになっているのだと思います。
鑑賞後のドッと疲れた感やどうにも遣る瀬無い悶々とした気持ちは制作側の狙い通りだと思います。

なので・・・・
「楽しめたか?」と問われると微妙です(汗;
映画として出色の出来だとは思うのですが、映画史に残る!!!!!!程の傑作には成り得なかった作品(実際そぉゆぅ位置付けになってないと思う。)

公開当時にはこの手の作品が求められていたのかな?と思います。
時代にはドンピシャリとハマっていたのかな?と・・・・
だから“時代を超えて”までの作品になれなかったのかな?と思ってしまった。

どうでもいい事なんだけど
「マーク・ウォールバーグ」と「マット・デイモン」の区別がつきません(汗;
どうも世界的な現象の様です。
写真を並べれば言うほど似ている訳ではないのですが、どっちが出演ていても逆の役者だと思ってしまう?
この作品もウォールバーグだと思っていたらデイモンでした(汗;

後、ヴィン・ディーゼルが出ていたのも意外でした(完全に個人的な偏見ですが)

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