2016/12/04

半端評:161204


ちはやふる /上の句、下の句
幕が上がる
君の名は
アイアムアヒーロー
貞子3D
映画 クレヨンしんちゃん 爆睡! ユメミーワールド大突撃
珍しく邦画ばかり


ちはやふる /上の句、下の句

スゲェいい!原作は未読。
ベッタベタな青春スポ婚映画ですが全てが巧く噛み合ってると思います。

見せ所をスローにするベタな演出を多用してます、きっと食傷気味に感じる人も出てくると思うんですがコレが何故か嫌味じゃないんですね!

原作は知りませんが其々のキャラの書き込み量も配分が絶妙!映画として映画の中で成立させる配分は完璧だと思います。

サントラがまたイイのよ!
金管の音は入ってないのね(劇中にブラバンが入るけど)各シーン、シーンにサントラがバッチリ当たってる。
でね、実はSE:SoundEffect/音響効果もスバラシイ!
自宅観賞時には是非ヘッドフォンで鑑賞してみて欲しい、雑音の多い環境では聴こえて来ない音がシッカリと鳴ってますよ。
加えてVE:VisualEffects/視覚効果も結構使われていてその使い方が絶妙!
SFではないのでソレ等をウリにはしていないが、かなりのシーンで自然と溶け込んでいる、気が付かせない使い方がスバラシイ!

もうね、全てがいいです。

アンチも多い広瀬すずですが、この映画での見せ方は巧いです。
一見広瀬すず主演の映画(一見もなにも売り出し方はそうなんだろうが)と思って鑑賞する人がほとんどでしょう。
広瀬演じる千早が主人公でソォ言った見せ方で進んでいくのですが、実は太一クンの成長映画です。

(幼少期の)チームメンバーでキーマンの新をバッサリと切った(でも完全に切り離してもいない)展開もいい!
2本に分かれたとは言えこの時間内では新に割ける時間は無かったと言う事だと思います、いや、新を削ったのに2本にもなった分太一の周りの人物や状況の描写が濃厚になっていると思う。

何よりも瑞沢高校を始め周りのかるた競技者がシッカリと“選手”に見えるトコロがスゴイ!
実際の経験者からの視線は厳しくなるだろうが素人には皆が猛者に見えるのですよ!
この辺の演出はヘイリウッドではお手の物ですが邦画ではあまり見られなかった事なんですよね!

邦画では今年一番かもしれん!
自分が邦画をコレだけ褒める事って滅多にないんですよ、きっと“広瀬すずのアイドル映画”と捉えてる人も少なくないと思うんですよね、実際自分がそうでしたですし(汗;
でもねエンタメ作品として傑作だと思います。


幕が上がる

ももクロのファンではないです。
でも、期待してました。
悪くはないですが期待ほどではなかったです、いやヨカッタのですが・・・

決してマイブームの“怖いもの見たさ”(アイドル映画のヘタレ加減にショックする)で観た訳ではありません。

でもね、前半持ちませんでした・・・
後半はいいです、前半の1時間を鑑賞するのに3日かかりました(途中で飽きちゃってポーズ)
兎に角前半に観客を引き込むモノが皆無です、ファンでないと苦行です(汗;
良くも悪くもももクロメンバーを前面に出してくる後半はイイ感じです。

只ねぇ、、、どうして“演劇”を題材にしちゃったかなぁ?と言う感じ。
元々原作があってももクロが選抜されて、、って流れなんだろうけれどもだ。
アイドル映画と構えて観たとすれば彼女たちの演技はスゴク上手だと思います。

元々ファンではないのでももクロの印象と言えば「元気な子達」くらいしか無く、パンピーが触れられるメディアの様子を見ても一生懸命“キャラ作ってる”風に見えます(悪い意味で言ってるつもりはない)

なので映画の中の彼女達の演技が「演技」にしか見えないのです!
物語自体の彼女達と劇中劇を演じる彼女達の差が感じられないのです、壮大な舞台劇を見ている感じなのです。
「舞台の映像化」ではないのでこれは映画としては致命的だと思うんですよ、そぉゆぅ演出でもないし・・・・・・・

あと、多分クロファン向けの小ネタが満載なんだろうなぁ?と言う感じがそこらじゅうに感じた、何度も言うがモノノフではないのでどんなネタなのかは一切ワカランが映画演出記号として“は?”な演出が多いのだ、それもササッっと流れる、、、「あっ、今のワカル人にはワカルんだろうな」って感じるヤツが・・・・・
ソレって演出側が単純にファンサービスと思ってやってるんだろうけど、量が増えると作品自体をアイドル映画に貶めてる事にはなりはしないのか?と・・・・・

ファン向けでなくとも内輪ネタなものも散りばめられている様に感じた・・・・
「マトモな映画作ったんでしょ?」って鑑賞姿勢で観始めたんだけどそぉゆぅ内輪ネタって度を超えると返って知らない人の方が疎外感、蚊帳の外みたいな印象を感じちゃうんですよね・・・

何だかねぇ~、、、気になったのはももクロじゃなくて演劇部の下級生だったり意味深な涙の先輩だったりするんだよねぇ・・・


君の名は

すごい流行ってるみたいですね?
世間で騒がれているほどに傑作だとは感じませんでした。
「売れるな」って感触は確かにありますけどね。

どっちかがブサイクだったら最悪やん(逃っ ==3


アイアムアヒーロー

コレ(原作)まだ終わってないのにどうすんねん?って思ってたけど「うまいトコロで収めたな」と感じた。

色んな詳細が上手に端折られていたが、脳内補完が出来ない人にはどう映るのか聞いてみたい。
脳内補完が無い状態だと結構薄っぺらいゾンビアクションにしかなってないんじゃないかな?

「テッコの歯」の件は後でちゃんと回収して欲しかったな・・・


貞子3D

貞子x3Dですよ、奥さんっ!
期待しない方がオカシイじゃありませんか、ある意味・・・・
ココで言う「期待」とは“どれだけスーパーにグダグダの駄作になっているのか?”と言うスーパーZ級への期待です。

もう期待以上に、いや以下と言うのか?
想定を大きく外れて駄作でした(笑
興味の無い人はモチロン、興味のある人も見る必要ないです(逃っ ==3

「2」もあると言うではないかっ!
絶対観ねぇっ!


映画 クレヨンしんちゃん 爆睡! ユメミーワールド大突撃

ポンがしんちゃん大好きである。
クレしんの映画は意外とホロリとさせられるモノが多く、当たりの多いシリーズである。

ここ数年その当たり感が少しずつ薄れていると思うのは私だけだろうか?
ネタの絞り出しに苦労してるんじゃないかと心配だ。

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